Boosey & Hawkesのコルネット（７２３？）です。この頃のB&HはBessonと同じ会社で、モデルも同じだったはずです。よく見かけるInternational 723ではなく当時のSovereignの一段下のモデルで、ボアがMボアになっており、ピストンボタンが簡略化され第１バルブトリガーが省かれている以外、ほぼSovereignと同等のプロフェッショナル・モデルとされているようです。ベル・フレアがSovereignより太くなっているようです。日本語の資料は見つかりませんが、英語のサイトに紹介があります。海外では１０００ポンド以上の値段で品が取引されています。この楽器のベル刻印は"Imperial Besson by Boosey and Hawkes"ではなく、"Made by Boosey and Hawkes England"となっていますが、このモデルで間違いないと思います。シリアルは0657xxx です。最後の写真は、引用元のサイトに添えられていたもので、ケースもまったく同じです。
For a few years from approx 1980 they made a version of the 923 Sovereign without a first valve trigger, and with a wider bell flare similar to the old 920 which they called model 723. These were badged "Imperial Besson by Boosey and Hawkes", but should not to be confused with the "Besson Imperial" which was long out of production by then. At the time I was told this was to fulfil military orders, but that might be a myth. Also not to be confused with "Besson International BE-723" which is a different instrument. They originally came in the small sovereign style cases which were coloured black instead of blue, later in the larger cases as pictured here: （http://www.ecalpemos.org/2012/08/my-definitive-guide-to-sovereign-cornet.html）

ベルとバルブ・クラスターの間のハンダが外れるなどした形跡があり、ハンダづけによりバルブ脇のベルのラッカーが一部剥がれた跡があります（写真参照）。他にもゴールドラッカーが剥がれた箇所もありますので、美品とはいえません。実用的にお使いになりたい方向けです。スライド、ピストンなどの機能面にはまったく問題ありません。安価で優れたショート・コルネットを持っておきたい方におすすめです。落ち着いたいい音がします。ラッカーなので、シルバーのSoverignよりもいくらか軽めの吹奏感ではないかと私見では感じました。当方は軽いSchilke A1ばかり使うため出番がありません。今回整理のために出品することにしました。
最後の写真と同じ、オリジナルの大きな黒いケースが付属します。あくまで品ですので、匂いなどあるかもしれません。ご承知おきの上、ご入札お願い申し上げます。
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